島村楽器 名古屋パルコ店 シマブロ

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抜群のビジュアルとサウンドのサックス!キャノンボール社社長&彫刻士来日トークショー&ミニライブ開催レポート【管楽器担当のあるあるネタ vol.3】

サックスで有名なキャノンボール社の社長が名古屋パルコ店に、、き~~た~~!

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去る11月5日(日)、オリジナリティあふれるビジュアルとパワフルなサウンドイメージのサックスで人気の『Cannonballキャノンボール)』社社長のテヴィス・ラウカットと、キャノンボール社彫刻士のクリス氏によるトークショー&ミニライブを開催しました!
今回はこちらのイベントレポートをお送りします。

テヴィスラウカット社長と彫刻士のクリスさんが来店されました。

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左がテヴィス社長、右がクリスさんです。
今回は彫刻士の方も一緒に来日し、トークショーの間に楽器に手掘り彫刻を施すデモンストレーションも行われました。
今回彫刻を施して頂いたのは、当店に入荷間もないキャノンボール最新モデル「A5-R」です。
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テヴィス社長からキャノンボール社の歴史を語って頂きました

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まずはテヴィス社長からキャノンボール社の歴史についてお話しいただきました。
キャノンボール社は1996年、もともとプロのサックスプレーヤーであったテヴィス氏と当時アマチュアでサックスをプレイしていたシェリル夫人によって設立されました。もともとは手に入れた新しいサックスの状態が悪かったので、それを改善していたところがはじまりだったんだそうです。
そこからよりピッチの安定したものへと改善するために自宅のキッチンを改造して実験室にし、様々な実験を重ねて理想のネックを完成させたことからサックス製造を本格的に始めていったとのことでした。
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その後、生産にあたってパートナーとなる企業探しを行い、現在の生産体制を構築していったということです。
因みに、キャノンボールサックスは台湾で製造されたものを全品アメリカ・ソルトレイクシティ―のキャノンボール社工場へ一旦移動し、そこで最終調整を行ったものを出荷しているそうです。

トークの間にも彫刻が施されていきます

テヴィスさんがお話をされている横では着々と彫刻が施されていきます。
因みに今回の彫刻デザインは原案を当店管楽器担当の宇野と熊澤が出し、クリスさんに最終的なデザインを作って頂きました。
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紙にデザインを描いて・・・
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本体に下書き・・・
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下書きをもとに彫っていきます!さぁ~てどんなデザインに仕上がるでしょうか!?

キャノンボールサックスラインナップの特長をお話し頂きました

さて、次は現在キャノンボールから発売されているサックス2大モデル「ビッグベルストーンシリーズ」と「ヴィンテージシリーズ」の特長についてお話しいただきました。
ビッグベルストーンシリーズ
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こちらはキャノンボールのオリジナルモデルのシリーズになります。特徴的なのは、他社と比較しても大きなベルです。一見するとパワフルなサウンドという印象が強いですが、テヴィス氏曰く「クラシックからジャズ・ポピュラーまで幅広く音作りができるサックス」ということでした。よりサウンドのバリエーションを広げる為に、ビッグベルストーンシリーズには通常のネックの他に「FAT Neck」という別バリエーションのネックが1本付属しています。
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名前の通りで、こちらのネックに変えると同じ楽器でもより太くてパワフルなサウンドに変える事ができます。
実際に、テヴィス氏の演奏も交えながら音の聞き比べをすると、同じビッグベルシリーズでもカラーリングの違いや使用するマウスピースによって全く違う音になっていることが実感できました!
いや~生の音でお聞かせできないのが残念!!気になる方は是非店頭でお試しを!
カラーリングの違いでいうと、やはりブラックニッケル仕上げのモデル(A5-B iceB)ジャズ・ポピュラーに向いた渋いサウンドになっています。打って変わって同じビッグベルシリーズでも、最新のブラックビーカラーのモデルはまろやかでクラシックでも十分通用するサウンドに仕上がっているなぁと感じました。
ヴィンテージシリーズ
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ビッグベルストーンシリーズとか対照的に、「セルマー MARKⅥ」に代表されるヴィンテージトーンを追い求めたモデルがこちらの「ヴィンテージシリーズ」になります。
ベルの大きさやキィ配列など往年の名器を参考にしながらも、指貝はキャノンボールならではの準宝石を使用しキャノンボールらしさを出しています。
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サウンドについては、ビッグベルストーンシリーズのようにはっきりとした音よりも少しトーンがかかったヴィンテージらしい渋い音色に仕上がっています。
因みにこちらのシリーズはヴィンテージトーンを追い求めるというコンセプトのシリーズですので、ネックは1本のみとなっています。

手彫り彫刻へのこだわり

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今回は彫刻士の方も一緒に来日されていますが、キャノンボール社は手彫りの彫刻に非常にこだわりをもって製作をしているそうです。
お話によると、現在アメリカ所在の管楽器メーカーで手彫り彫刻を施しているのはキャノンボール社だけだそうです。
キャノンボール社では彫刻士養成のために十分な研修期間を設けており、十分な技術をもった彫刻士が自らの手で彫刻を施しています。今回来日されたクリスさんはこのような彫刻を行うと同時に図柄のデザインもされているそうです。テヴィス社長曰く「彼はアーティストです!」とのことでした。

最新モデル「A5-R」プレゼン

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トークの最後の話題は、今年リリースされた最新モデル「A5-R」ビッグベルストーンシリーズのブラックビーカラーのプレゼンテーションでした。
見て頂ければお分かりのように、これまでのサックスのイメージを覆すカラーリング。でもいやらしくなく、誰もが「カッコイイ!」と思うカラーに仕上がっています。

実は、今回こちらのサックスの入荷前に当店Twitterでカッコイイと思うかのアンケートを取ってみました。
すると、、、
思った以上の「いいね!」の反響を頂き、やっぱりみんなカッコイイって思うんだなぁと感心していたところでした!

プレゼンのお話に戻しますと、今回のブラックビーカラー。製品化までに1年半の開発期間を要したとのことです。国内では2017年夏頃に発売となりましたが、発売直後は国内への入荷数も極めて希少で、今も在庫が稀少な状況は続いているそうです。
肝心のサウンドですが、ブラックニッケルメッキの物と比べると音量面での有利さは兼ね備えながらもよりまろやかで豊かな響きに仕上がっています。ヴィンテージラッカーとの比較でも、感覚的にはより横の響き(トーン)が豊かにでるなと思いました。また、サテン仕上げのものと比較すると、より芯がありつややかなサウンドを鳴らしてくれる楽器だと感じました。

各話題の間にはテヴィス社長の生演奏が!

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このように非常に濃い内容のお話を聞かせて頂く事が出来ました、各話題の合間にはテヴィス社長の演奏も聞かせて頂くことができました。
自らが手掛けたサックスでのプレイや見ていても非常に楽しそう・・・プロサックスプレーヤーによる圧巻のライブでした!

さぁ、彫刻ができあがりました!

ということで、あっという間の1時間でしたが、クリスさんの彫刻も完成しました!
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ベルにゆりの花をあしらってもらいました!あまり派手すぎずにあしらって欲しいという要望そのままに、大人な雰囲気に仕上がりました。
なんとこの世界で1台だけのサックス。今名古屋パルコ店の店頭に展示してます!是非手彫り彫刻の豪華さと職人技を生でご覧ください!!

プレイヤーだからこそ作れたサックス「キャノンボール」是非お試しあれ!

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ということで、今回はキャノンボールサックスのイベントレポートをお送りしました。
サックス吹きの一人として、キャノンボールは以前から「カッコイイなぁ」とは思っていましたが、「でもジャズ系でしょ」と思っちゃってるところもありました。
が、
テヴィス社長のこだわりや実際のサウンドを改めて聞くと、十分吹奏楽やクラシックでも真価を発揮する楽器なんだということを感じました。また、操作性や吹奏感も、以前に思った印象よりもずっと吹きやすく演奏性に優れた楽器になっていました。
まだまだこれからもさらなる進化が期待できるキャノンボールサックス。カッコイイ見た目と優れたサウンドを兼ね備えた楽器をお探しの方に是非持っていただきたい楽器です!

いや~、それにしても楽器のクラフトマン(製作者)って凄いです。10月に開催したJODYJAZZセミナーと合わせて実際のお話を聞くと、自身の信じるこだわりを形に表すだけでもすごいのに、更に上を目指してどんどん進化する姿は全ての演奏家にも通じるところがあるなぁと思いました。
私ももっとサックスうまくなりたいな~・・・

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担当 宇野(うの)
プロフィール 13歳より中学校吹奏楽部でサックスを始める。主にバリトンサックスを担当し、中学・高校では学生指揮者も担当。大学時はマーチングパーカッションをメインで演奏する傍ら、地元高校OB吹奏楽団にて引き続きサックスを演奏。同時に出身高校吹奏楽木管低音パートの指導も行う。大学卒業後はSoul,Funkバンドにおいてもホーンセクションとして演奏活動を行う。現在はYanagisawaシルバーソニックバリトンサックスを所有し、名古屋市内の吹奏楽団においてバリトンサックスを担当。
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